我が子の笑顔は可愛いですよね。

ニコッと笑ったときに覗く小さな歯がキュートで、こっちまで笑顔になってしまいます。

「でも待って!他の子供よりも笑ったときに見える歯茎の範囲が広い!?」と感じたことはありませんか。

 

それはガミースマイルと呼ばれ、笑ったときに歯茎が丸見えになってしまう状態のことを言います。

原因は上顎骨の過剰な発達によるものや、上唇を引き上げる筋肉の働きが強いこと。

幼児の場合は心配いらないとも言われますが、中には骨格的な問題によって引き起こされることもあるため、早めの治療が必要なときもあるのです。

 

ガミースマイルを矯正する必要がある場合は、いつ頃からどんな治療を始めれば良いのでしょうか?

今回は治療を始める時期や、ガミースマイルの詳しい治療方法についてまとめていきます。
 

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子供のガミ-スマイルは自然と目立たなくなる可能性

ガミースマイルとは、笑ったときに上の歯茎が上唇に隠れることなく露出している状態です。

2ミリまでなら問題ないとされていますが、3ミリを超えて歯茎が見えている場合はガミースマイルと判断されます。

出典:歯チャンネル88

 

大人になると、見た目の問題から手術などでガミースマイルを治療する方もいますが、子供で手術はちょっと抵抗がありますよね。

でも、本人のコンプレックスになってしまう前に、どうにかしてあげたいと思うのが親心。

 

実は、乳歯の期間のガミースマイルは、心配をしなくても成長とともに改善されることも多いはご存知ですか?

それは何故なのか、大人とのガミ-スマイルの違いについて見ていきましょう。

 

乳歯が小さいため歯茎の割合が大きくなる

子供の歯はまだ乳歯なので、永久歯に比べるとかなり小さいのが特徴です。

早い子なら4~5歳くらいで前歯が抜け始めますが、平均的に6~7歳頃に乳中切歯(にゅうちゅうせっし)から抜け始めて永久歯に生え変わります

 

【乳歯の抜ける時期】

出典:矯正歯科医会

 

乳歯の間は歯が小さいので歯茎の割合が大きくなり、ガミースマイルに見えてしまうことがあるでしょう。

 

永久歯になると歯茎の見える割合が少なくなる

乳歯から永久歯に生え替わると歯自体が大きくなるので、乳歯の時よりも歯茎の見える割合が小さくなります

この場合は特に治療をしなくても、成長と共に自然にガミースマイルが改善されるため心配いりません。
 

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永久歯に生え変わってもガミースマイルが治らない場合

歯が小さいために歯茎の割合が大きくなりガミースマイルに見えてしまう場合、前歯が永久歯に変われば改善されるはずです。

しかし、乳歯が抜けて永久歯の前歯に生え変わってもガミースマイルが治らないこともあります。

 

永久歯の前歯が生えてくるのが7歳~9歳ころ

この時期になっても改善されていないとなると、どのような原因でガミースマイルになっているのでしょうか。

 

骨格や歯の生え方が原因

遺伝的な要素も考えられますが、元々の骨格や歯の生え方が原因という場合があります。

 

  • 上の前歯が生えている部分の歯茎(上顎骨)が前に飛び出している
  • 上の前歯が生えている部分の歯茎(上顎骨)が縦に長い
  • 歯茎は問題無いが、前歯が前方に飛び出している

ガミースマイルの人は以上のような原因が、どれか一つだけということは少なく、複数の原因が絡み合っていることが多いです。

 

子供のうちであれば状態を緩和できる可能性

骨格や歯の生え方が原因の場合、大人になってから改善しようとすると大変です。

歯の生え方が原因なら歯列矯正で治ることがありますが、大人になってから歯を動かそうとしても時間が掛かります。

 

また、骨格的な要因が強いと、上顎の骨切り手術など大がかりな治療が必要になることも。

その点、まだ乳歯の段階の子供なら、歯の成長と共に治療が出来るので大人よりも改善しやすいです。

 

永久歯に生え変わってしまうと大人と同様に歯列矯正にも時間が掛かるため、早い段階での治療が望ましいでしょう。

幼児の間はまだ見守っていても良いですが、乳歯が抜け始める小学生になっても気になる場合は、早めに歯科で診てもらうようにしてくださいね。

 

子供のガミースマイルを改善する方法

子供のガミースマイルを改善する治療法を2種類紹介していきます。

ただこの方法は、永久歯が完全に生え揃ってしまってからだと出来ません。

 

なぜなら、永久歯が生え揃うまでは歯の生え変わりと共に、顎の骨が成長しています。

この間(6歳~14歳頃まで)に治療することで顎の成長をコントロールしながら、ガミースマイルも改善できるのです。

 

歯列矯正

歯の生え方が原因だと診断された場合には、ワイヤーを使った歯列矯正で改善していきます。

出典:あおやぎ歯科

 

歯列矯正なら大人でも出来ますが、歯の動くスピードが遅いですし場合によっては抜歯が必要になることも。

子供のうちに受ける歯科矯正では、大人になってから矯正するよりも良い治療結果が得られることが多いでしょう。

 

しかし、子供の歯列矯正では永久歯が生え揃う13~14歳頃まで経過を見ていくことになるので、早いうちに始めると治療期間が長くなります。

大人とは違い、自分の意思で歯列矯正を望む子供は少ないため親のフォローも大切

 

思春期までに治療を終えることで、周囲から自分がどう見られるか気になる年頃にはガミースマイルが改善されているでしょう。

 

上顎骨の骨格矯正

上顎骨が前方に成長しすぎると骨格が原因のガミースマイルになってしまい、大人になってから改善するには上顎の骨切り手術が必要になります。

その原因となる上顎骨の成長を抑制するのが、ヘッドギアと呼ばれる装置

出典:歯科矯正ネット

六歳臼歯(下の図の緑で囲った歯)にバンドを着けて、そこにフェイスボウと呼ばれるワイヤーを繋げて後方に引っ張ることで骨格を矯正していきます。

出典:アクイユ矯正歯科クリニック

取り外しは可能ですが、毎日10時間以上の装着をしないと結果が得られるまでに時間が掛かります。

自宅にいる間や睡眠時には必ず装着することを心がけましょう。

まとめ

  • 幼児期のガミースマイルは小さな乳歯によることが多いため様子を見よう
  • 永久歯に生え変わってきても改善されないときは治療を考えよう
  • 大人になってからの治療は、手術や抜歯が必要になる可能性もあるので早めに診てもらおう
  • 子供のガミースマイルは歯列矯正orヘッドギアの装着で解消される

 

幼児期はまだ歯が小さいので歯茎が大きく目立ってしまい、ガミースマイルに見えることもあります。

しかし、永久歯に変われば乳歯の頃よりも断然歯が大きくなるため目立たなくなることも多いでしょう。

 

前歯の生え変わり時期に差し掛かってもガミースマイルが気になるときは、早めに矯正歯科で診察してもらい治療を始めて下さいね。

 

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