若い頃は気にしたことがなかったのに、今では鏡を見ると見たくないのに映ってしまうシミ。

一般的に多いのは、紫外線が原因で出来る老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)と呼ばれるシミですが、これにはレーザー治療が一番効果的です。

 

そこで気になるのが、シミ取りの値段ではないでしょうか?

シミ取りには保険が適用されないと思われがちですが、実は保険が適用される場合もあります。

自分では保険の適用されないシミだと思い込んでいても、医師に診断してもらうと違うシミだったという可能性も。

 

あなたの顔の中で頑固に居座っているそのシミ、もしかすると保険が適用されるかもしれませんよ。

 

顔のシミ取りは基本的に保険適用外

シミ取りの多くは「キレイになりたい」といった美容目的で行われることがほとんどなので、基本的には保険が適用されません

特に、紫外線や加齢によって出来る老人性色素斑は、年齢を重ねれば誰にでも現れるようなシミです。

このようなシミは病気ではないため、治療にかかる料金は全て自己負担となっています。

 

【保険適用外のシミ】

①老人性色素斑

出典:ナチュラルクリニック21

  • 紫外線によって出来るシミで、加齢と共に増えていく。
  • 境界線が比較的はっきりとしている。

 

②肝斑

出典:アンジュール横浜クリニック

  • 女性ホルモンが原因と言われている左右対称に現れるシミ
  • 30代~50代の女性に多く見られ、境界線が曖昧になっている

 

③雀卵斑(じゃくらんはん)

出典:明治通りクリニック

  • そばかすのことで、鼻から両頬にかけて現れる小さいシミの集まり
  • 遺伝性のものが多く、子供の頃から発症し消えるばあいもある

 

④炎症後色素沈着

出典:SSクリニック

  • ニキビや湿疹など、皮膚が強い刺激を受けた後に生じるシミ
  • 一過性のものが多く、ほとんどの炎症後色素沈着は数ヶ月で自然に消える

 

顔のシミ取りで保険が適用される場合

美容目的で行われる顔のシミ取りは保険が適用されませんが、中には保険を使って治療を受けられる場合もあります

限られた治療方法とシミに対してなので、自分では判断するのが難しいところ。

 

もし自分のシミが該当するかもしれないと思った場合は、医師に診断してもらうのが早いので一度カウンセリングを受けてみましょう。

 

厚生労働省が認可した機器での治療

保険が適用されるシミ取り治療には、厚生労働省が認可した機器のみに限られます。

 

  • Qスイッチルビーレーザー

694nmの波長を持つレーザーで、皮膚のメラニン色素のみに反応して、その色素を壊すことで黒~褐色のシミだけを取ることができる。

老人性色素斑・太田母斑・扁平母斑(へんぺいぼはん)・異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)・そばかすといったシミに効果あり。

 

  • Qスイッチアレキサンドライトレーザー

レーザー照射後の炎症後色素沈着が最も少ないとされるレーザー機器。

波長は755nmで、特に黒いシミやアザに強く外傷性色素沈着にも用いられます。

 

  • 炭酸ガス(CO2)レーザー

水分に吸収されやすい赤外線を照射することで、ほくろやイボなどを一瞬にして焼き切ります。

周りの周辺組織に影響することが少なく、病変部のみに反応し出血もほとんどありません。

 

このように認可された機器を使用した施術のみが、保健適用で治療を受けられます。

しかし、この3種類で治療をしてもシミの種類によっては保険が適用されない場合もあるので注意が必要です。

 

一部の内服薬

シミ治療に用いられる内服薬の一部でも、保険が適用されることがあります。

 

  • シナール

メラノサイトの働きを抑えて皮膚を正常に保つ働きをする、濃度の高いビタミンC。

 

  • トランサミン

肝斑の治療薬として知られる内服薬で、メラニンを作り出す時にメラノサイトが活性化するのを抑制する

 

どちらの内服薬も、美容目的の治療としては保険が適用されません

肝斑や老人性色素斑の病名では自費診療となりますが、皮膚科によっては保険が適用される別の病名でこのような薬を出してくれるようです。

 

シミではなく痣に分類される疾患

シミの多くは保険が適用されませんが、痣(あざ)として分類されるものに関しては、先ほど紹介したレーザー機器での治療のみ保険が適用されます。

しかし、同じ疾患でもレーザー機器によっては保険が適用されないこともあるので、保険での治療を受けたい場合は気を付けなければいけません。

 

①太田母斑

頬や目の周り、額などに多く広範囲に広がる青っぽいアザ。

出典:天神形成外科クリニック

【保健適用機器】

Qスイッチルビーレザー・Qスイッチアレキサンドライトレーザー

 

②扁平母斑

身体の様々な場所に現れる平らな茶色のアザ。

出典:札幌スキンケアクリニック

【保健適用機器】

Qスイッチルビーレザー

 

③異所性蒙古斑

通常、子供のお尻に出来る蒙古斑が他の部分にもできてしまったアザで、成長しても消失しにくいのが特徴です。

顔にできる青アザは太田母斑とされているので、異所性蒙古斑は身体にできる青アザと覚えておきましょう。

 

【保健適用機器】

Qスイッチルビーレザー・Qスイッチアレキサンドライトレーザー

 

顔のシミの大きさや使うレーザーの種類で値段が異なる

シミの大きさや、シミ取り治療で使用するレーザー機器の種類によっても値段が変わってきます。

保険が適用されない治療については、クリニックによっても値段の設定に幅があるので以下の表を参考に、カウンセリングでしっかりと確認しましょう。

 

  • 品川スキンクリニック
QスイッチYAGレーザー 1㎜×1㎜ 5,000円
レーザートーニング 頬のみ 2,800円~
顔全体 4,800円~
PICOトーニング 鼻・鼻下/頬下/こめかみ/あご 各5,250円~
全顔 22,750円~
フォトシルクプラス 頬下全体 7,400円~
顔全体 9,250円~

 

  • 湘南美容外科
シミ取りレーザー 2㎜~30㎜ 2,430円~24,300円
レーザートーニング 頬のみ 2,800円~
全顔 7,500円~
フラクショナルCO2レーザー 4,500円~
フォトシルクプラス 8,900円~

 

  • 聖心美容クリニック
QスイッチYAGレーザー 1㎜~20㎜ 5,000円~30,000円
ラムライト 33,000円~

 

  • 高須クリニック
Qスイッチレーザー 1㎝×1㎝ 10,000円
AlexTriVantage(アレックストライバンテージ) 頬(肝斑) 30,000円
1㎝×1㎝(シミ) 10,000円
フォトRF 顔全体 30,000円
IPLフォトフェイシャル 顔全体 30,000円

 

まとめ

  • 美容目的で行われるシミ取りは、保険が適用されない
  • 厚生労働省が認可したレーザー機器での治療+アザの治療は保険が適用される
  • 保険が適用される病名で処方されるトランサミン・シナールは保健適用
  • レーザーの種類やシミの大きさによって、値段が大きく異なる

 

通常のシミでは保険が適用されませんが、アザの治療では多くの場合で保険が適用されます。

自分のシミがどの種類なのか判断出来ないときは、皮膚科で診察をしてもらいましょう。

 

また、保険が適用されないシミに関しても、顔の中には複数のシミが混在していることが多いです。

どのレーザー治療を受ければ良いのか素人判断では難しいので、カウンセリングで相談してから決めるようにしてくださいね。

 

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